研磨のススメ
- ボウリング日記 自宅ドリラー
- 2023年2月15日
- 読了時間: 2分
ボウリングのボールのメンテナンスというと、
・投球ごとにタオルで拭く
・ゲーム後のクリーナー
・オイル抜き
がされている方が多いと思います。
重要な「研磨」というメンテナンスが忘れ去られている傾向にあると感じています。
研磨とは、ボールの表面を、アブラロンなどのサンドペーパーのようなもので削り、表面を整えるメンテナンスです。
「むかしはされる方が多かった」のですが、最近は、かなりの玄人以外は、そのままの方が多いように感じています。フルオートの機械がおいてあれば、自分でコインを入れて行うことができますから、身近感じてされる方が増えるかもしれません。
なぜ、昔は多かったのか…それはレーンが木のウッドレーンで、ボールの摩耗や傷が多くついたため、あきらかに見た目が傷んでしまうので、研磨できれいにすることが多くありました。
今はプラスティックレーン・アーマーレーンになり、ボールに傷が入ったり、ローリングトラックが摩耗することもなくなりました。見た目にはかなり綺麗な状態のボールが多いです。
ですが、見た目以上にボールはダメージを受けています。それは傷がつきにくいプラスティックレーンは、ウッドレーンに比べ極めて固いため、製造時にボール表面に加えられた「目」がどんどんとつぶれていきます。ボール表面は叩きつけられて、目地がすぐになくなっていってしまいます。
そのため、見た目はきれいだけど、目地がまったくなくなってしまって、オイルをキャッチしなかったり、反応が鈍かったりするようになってしまいます。
オイル抜きだけではボールの性能を回復することはできず、定期的に「研磨」することは必須です。また箱出しを好む傾向にありますが、自分の使いやすい表面というのも存在していて、表面を加工することによって投げやすくしてあげることもボウリングの調整のひとつです。
自動の機械がよいのか、手作業による研磨がよいのか、メリット・デメリットはあると思いますが、機械による研磨は全体が均一であるのが長所、手作業の研磨は、作業者が意図的に番手の当て方を工夫して、表面を仕上げることができるので、より細かい調整ができるところが長所です。
やってみないとわからないと思いますので、まだ投げたいけどリアクション不足のボールで「研磨」を相談してみてはいかがでしょうか。
Comments